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冬休み

24日から、息子の通う小学校も短い冬休みに突入。
新学期は1月3日からなので、わずか10日間の休み。


息子の風邪はほぼよくなり、それと同時に母親が発熱というお決まりのパターンを展開しているが、気がつけば今日はもう29日で、新年へのカウントダウンは余裕で始まっているのだった。
親子で風邪にやられて、それに、息子の空手キャンプへの送迎もあるし、大掃除も何も・・・。




ところで、こちらでは、休みの前に学校の先生に贈り物をするという習慣があるらしい。
特に冬休み前はホリデーシーズンで、クリスマスプレゼントも兼ねるのか皆準備に余念が無いみたい。

日本人の知り合いにどうするのか聞いてもいいのだけれど、せっかくだから本家本元のアメリカ人に聞いてみたら、

「あげてもあげなくてもいい。大抵はギフトカードを贈るけれど、果物の詰め合わせをあげる子もいるし、お手紙を書く子もいる。中には現金で渡す子も。」

という。



ちなみに彼女のところは、

「大抵の先生が喜んでくれるから、Target(アメリカの量販店)のギフトカードにしている。子供が3人いるから大変。先生1人につき、15ドルくらいにしてる。でも25ドルとか、もっと多く渡す家もあるんだよ!」

とのこと。



なので、我が家も担任の先生には15ドル、ESOLの先生には10ドル(少なかったかな~・・・)分のギフトカードと、クリスマスカードを贈ることにした。



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 日本では、普通はありえないことなのでは・・・?
 公務員に現金の謝礼って、罰せられるんじゃなかった?





クリスマスに突然高熱を出した息子も、イブは人並みに穏やかな午後を過ごした。



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 ツリーを眺めながら食事。 



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 ケーキ。
 ロールケーキに失敗してしまって、急遽ブッシュドノエルにした。
 息子がデコレーション 



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 毎年恒例、サンタさんへの手紙。
 ツリーの下に、飲み物や食べ物と一緒のトレーにのせておいて、サンタさんを待つ・・・




あと2日でお正月かぁ。
鏡餅つくらないと。












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.29 2010 アメリカ・暮らし comment6 trackback(-)

11月の食費

今更ながらの食費計算。
クレジットカードの明細を見ればわかることなのに、なぜか手間をかけてでもやらずにはいられない。


11月の食費は、意外なことに$647であった。


内訳を見ると外食が過去最高の6回!
母と親戚が滞在中にどうしても外食が増えたためだが、それでもなおこの値段で済んでいるのは驚き。
おそらく金額の小さい場合のみ我が家が負担し、その他の大きな出費につながる分は、彼女達が支払ってくれていたためだろう。

.25 2010 アメリカ・暮らし comment0 trackback(-)

10月の食費

恐ろしいことに、計算し忘れていた10月の食費を出してみたら、$902!!!!!!!


息子にこっそり夫と外食したことと、いとこの滞在に備えお酒を買いだめしたためか?
それにしても高い~~~



かといって次回の反省に生かそうともしない、一過性の驚き。
.25 2010 アメリカ・暮らし comment0 trackback(-)

お父さんなんて大嫌いといった後に発熱

珍しく息子が発熱。

39.2度まであがり、ひどく頭痛を訴えるので、アンヒバ100㎎を使う。
息子の体重を考えると少ないが、少なくとも5年は解熱剤など使っていないので、この量で様子を見ることにする。

数時間ウトウトとねむり、だいぶん頭痛は改善したという。
腰が痛いといいながらさっきまた寝たところ。
当然熱は下がりきらないが、苦痛が減ったなら今のところ様子見でいいだろう。

急な発熱であったし、インフルエンザかも知れない。




息子は今朝の朝食時まではとても元気で食欲も旺盛だった。
サンタさんもきてくれた様だし、お父さんとお母さんの枕元にはメリーポピンズのDVDもあった。
ツリーの下においたサンタさん用クッキーは、殆ど食べられてなくなっていたし、ミルクも空っぽになっていた。
人参も、小さいのが一本残っていたけど、あとは全部トナカイが食べたみたいだ・・・。

そんなこんなで楽しい朝を過ごして、のんびりと朝ごはん。
いつものクセ?とノリで、食事の最中にお父さんにちょっかいを出し、しつこくするなと怒られ、それでもやめなかったので今度はお父さんからこちょこちょ攻撃。

これが予想外に効いたらしく、大泣きし、その後熱を出した。



こちょこちょされて泣いた後、いじけたのか、本当は既にだるさがあったのかベッドにもぐり、布団の中で
「お父さん、だいきらい」
「お父さん、厳しすぎる」
「お父さん、モンスターみたい」
などと散々好き勝手なことをいい、お母さんは好きだけど、とかいうので、
「いつもはお母さんが厳しすぎるって言っているくせに」
と答えると、
「そうだったそうだった。2人ともうちは厳しすぎる。今の○○(自分の名前)は、早く家を出ること!」
なんていうことまで言い出した。



・・・。
そんな状態でベッドに臥せっているなあと思ったら、頭が痛いと言い出し、この状態。
頭が痛い痛いと、涙を流す程。
初めて体験するひどい頭痛なんだろう。


あのこちょこちょと何か関係があるのか謎だけれど、忘れられないクリスマスになるでしょう。
.25 2010 息子 comment4 trackback(-)

サンタクロースって本当にいるの?

クリスマスイブ。


我が家もささやかながら家族三人でイブの夜を楽しんだ。


チキンとケーキを焼き、暖炉に火をくべて、19時からは近くの教会(私が英会話に通っている)のクリスマスの集いに参加したりもした。
もちろんツリーに電気もつけて、おかげで光の豊かな夜となった。




息子の今年のプレゼント希望は、なんとipad。
「お父さんに頼んだ」などと冷めたことを言っていて、かなしい。
その他にも、最近囲碁を覚えて楽しんでいるので、囲碁の本もネットで注文してもらったんだと、すっかり現代っ子と化している。

それでも例年通りツリーの下にはサンタさんとトナカイさんにあてて手紙とクッキー、ミルク、人参を用意。
自分の仲良しヌイグルミ(ウサギとクマ)にも、「びっくりさせてあげるの」と、消しゴムとかえんぴつとかキャラメルなんかを可愛い箱に詰め合わせにしたものを数日前からせっせと用意し、枕元には2匹用の靴下までひっかけて、ねた。
サービス精神旺盛。
もしかしたら、サンタさんはいないって知ってしまった以上、もう自分にはサンタさんは来ないんだという現実が寂しく、仲良したちに奉仕する形でその穴を埋めようとしているのか。


そして寝付く直前、「○○(自分の名前)には、今年は朝起きても何もないと思うんだ。でも、なんかあったらいいなぁ・・・。」




サンタはいないという現実をどうにも受け入れられないのは親のほう。
このまま、プレゼントはネットで買えるし、枕元にサンタなんか来ないんだ・・・、となるのは悲しすぎる。
去年までは、朝起きるのが楽しみで楽しみで仕方なかったんだから。
一気にクリスマスの朝をシフトチェンジしたくない。



というわけで、雪遊び用のそりと長靴を、さっき息子の部屋に置いてきた。





そろそろ寝ようかと思いながらメールをチェックしたら、サンタさんに関しての、とてもとても素敵なコメントが届いていた。

eさん。
あまりに素敵なコメントで大変感動したので、そのまま引用させて下さい。








サンタクロースがいるか、いないかの話となると100年以上前のこの話。

先ずは日本語版ウィキペディアで、あらすじを。
http://ja.wikipedia.org/wiki/サンタクロースは実在するのか
(※「サンタクロースは実在するのか」までがURLです)

で、さらに深く。英語版に飛んで、
http://en.wikisource.org/wiki/Is_There_a_Santa_Claus%3F

そして、和訳でひと息入れる。
http://www.alz.jp/221b/aozora/there_is_a_santa_claus.html

さらに、しみじみしましょう。
http://archives.cbc.ca/society/celebrations/topics/412-2344/
と進めば、今年は良いクリスマスとなるでしょう。

Happy Christmas!





.25 2010 アメリカ・暮らし comment0 trackback(-)

歯がとれる

数週間前から右奥歯の一本が妙にカポカポしている自覚はあって、気になって気になって仕方なかったのだが、今日ついにその歯が根元からとれた。





自分で書いていても、一体何故こんなことになったのか訳がわからないのだが、子供の頃にかなり深く削って治療した部分が金属で補填されていたらしく、その後、記憶が正しければ同じ歯を何回かいじっているから、早く言えば根元がもろくなって折れてしまったんだと思う。


歯科医の知り合いに電話したら、さすがプロで、私のあたふたした説明でもすぐに状況を理解してくれたらしく、
「歯の奥はとてももろいから、しっかり歯磨きして、でも爪楊枝で彫ったり傷つけるような事はしないで、通院までがんばれ」と、的確な指示をくれた。


すでにこの歯に神経はなく(神経を抜いてある、とかいうのだろうか)、痛くもなんともないし、奥歯なので大して目立ちもしないけれど、とても悲しい。

考えただけで気が重い、アメリカでの歯科治療。
もちろん歯科保険にも入っているけれど、何割自己負担になるのか未知の世界だし、だいだいこんなふうに「歯」がとれちゃって、この先どうなるの?という感じ。



ああ、ここが日本だったら、あの先生のところに電話して簡単に予約して、保険証出してさっさと見てもらえるはずなのになぁ。などと考えてもどうしようもないことが頭に浮かぶ。



ずっと気になっていながら放っておいた、息子の銀歯もとれたままで、ブログを遡ってみたらそれはなんと4月26日の出来事。


もうこれは観念して歯科通院に挑戦する歯科(しか)ない




まずは保険の有効期間の確認と予約。
年内は無理な気がする。
こわい。
.23 2010 歯科治療 comment4 trackback(-)

クリスマスツリー、その後

数日前に、クリスマスツリーを買うか否かで考え中であるという内容の記事を書いたら、思いがけず沢山の方からご自身の経験談やアドバイスなど頂くことができた。

どれもこれも本当に目からウロコの新鮮な考えで、心底感動して読ませていただいた。
私ごときがこんな場をお借りして大変恐縮極まりないのですが、本当にありがとうございました


すべて実践してみたいと思うアイデアばかりであったが、中でも「これは・・・」と思ったのは、


もしどうしてもツリーが息子さんの一番欲しいものだったら、今年のプレゼントはなし!と言ってみて、それじゃツリーを買う意味がないのであれば、ツリーは買わないとか。


という、Bさんからのメッセージであった。





昨年までは、

「サンタさんて本当にいるのかな。もしかして親がサンタさんなんじゃないの。お友達もそういってたし。でもいるのかな・・。」

というように、サンタさんに対して半信半疑な息子であったが、あろうことかこちらに来てから、”英語で話す日本の文化”なる本を読み、その中に、

「日本ではクリスマスイブの夜、子供が寝てから気付かれぬように親が子の枕元にクリスマスプレゼントを置いておくのが一般的である。子供達はそれを、サンタクロースからの贈り物だと信じて喜ぶ。」

という文章を見つけ、一気に現実を知ってしまった息子。

欲しいもののリクエストを親に露骨に聞かれたところで何も疑問に感じないだろうし、きちんとリクエストを伝えなければ伝わらないという気持ちもあるだろうから、何が欲しいのかはっきり聞いたほうがこうなったら良いだろう。





そんなこんなで、私の中の勝手な青写真としては、


ツリーが欲しいと息子が訴える
     


それ以外の欲しいものとの「欲しい度」を考える



クリスマスツリーが欲しいという



こっそり購入する



クリスマスの朝、息子が起きたら、豪華ツリーとオーナメントが部屋を彩り、そのツリーには
「to ○○(息子の名) from SANTA in Maryland」とかなんとかメッセージがついている。



そのツリーは我が家の一生ものとして、帰国の際も日本に送る。






という、ハートウオーミングな(笑)内容が完成。
これはいい話だぞーと、1人ワクワクしていたのだった。





が、日常とはそんなに甘くもなんとも無いわけで、私の知らない間に息子と夫との間で「買う」計画が進行しており、夫が言うには、なんと息子から「お父さんいくら出せる?お小遣いから10ドルだしてもいいよ」などという資金案まで出されていたというではないか!これにはビックリ。



妄想族の妻と、金ならある、の子供に挟まれ夫が出したのは、「一番安いのを買う。」
という非常にズッコケな結論であった。




そういうわけで、私的にはどこか腑に落ちないまま近くのお店へ。

父と息子が選んだのは、店頭にあったものの中で最安だった3フィートの40ドルのもの。
これがびっくり、会計したら50パーセントオフになっており、20ドル。
ラッキィ~~と家に帰って箱を空けたら、さらにビックリなんと2個いり

2つも一体どーすんのと笑いながら手に取ると、片方の根元部分が折れていて、ぱっと見たところ修復不能。
ここは返品天国アメリカだと、レシート持参でお店に速攻引き返し。
返品カウンターであっけなく返品し終えてツリー売り場に戻ってみれば、息子が欲しがったさすきと同じ製品が、目の前で他のお客さんのカートに入れられ在庫切れとなるというまさかの展開!
「うえええ~~ぇ、やだぁ。おんなじのなくなったの~~?」と息子は落胆を隠せない。

目くるめく展開にクラクラしていたら、夫の目に入ったのは展示品。
こちらは4フィートで1つで40ドル。
これも半額になるかと店員に聞いたら「イエス」。
展示品だよ、箱も要らないし、とさらに問いかけたら、「半額から30パーセントひきますよ」とのこと。
おお、つまり14ドルってことだね。






そういうわけで、今我が家には、14ドルで購入した約120センチのツリーが飾られております。


非常に貴重な教育の機会を逸したという残念さを孕みつつ、まあ、いいかこれで的な面白さも残しつつの結末。


ああ、小市民小市民



.22 2010 アメリカ・暮らし comment8 trackback(-)

ニューヨーク旅行記・4日目~12月14日(帰宅前日)

4日目。

昨日から降り始めた雪が数センチではあるが積もっている。

北海道ならとっくのとうに夏タイヤからスタッドレスタイヤに履き替え済みの状況だけれど、アメリカでは大抵の人がタイヤ交換をしないらしい。
いくら冬道の運転に慣れているとはいえ、怖すぎる。
今朝も、テレビのニュースに車会社のスタッフがゲストででており、25セント効果のワシントンの頭が溝に隠れれば雪道での運転も大丈夫、見たいな事を、実技を交えて説明していた。
そういう問題じゃないだろうと思うが、そういうものらしい。




雪が解けていないのだから当然のことながら、気温は氷点下。
いくら着こんでも寒い。
風がコートを通り抜けて背中を冷やしていくのがわかる。

そんな状況で今日もフェリーでマンハッタンに渡る。


まずは39丁目のフェリー乗り場からニューヨーク公共図書館まで、なぜか歩く。
あまりに寒いので、途中ところどころ走ってみたりする。
タクシーに乗るという概念がそもそも無いので自然にこうなる。




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 寒さに震えながら見つけた遊具。おもしろ~い!




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 図書館エントランスのツリー。




その後、息子の強い希望で紀伊国屋へ。
いつもお昼のフジサンケイのニュースで、今月のベストセラーの発表をしている、あの紀伊国屋。

日本の本なのに、こちらで買うと数割から倍の値段に!
近くて遠い、大好きな日本の活字達・・・。悲しいことに一冊も購入せず。
(購入意欲もわかなかった。)






暖かい店内でつい長居してしまい、気がつけばもう13時近く。
地下鉄に乗って自然史博物館へ。




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 とある地下鉄駅の改札。
 これじゃ絶対に逆もどりできない。




北海道出身の私達さえもう一歩も外を歩きたくないと思うほどの寒さ。
ひーひー言いながら博物館に到着する。

あの、ナイトミュージアムの舞台と思うだけでワクワクする私達。
(DCのスミソニアンと違い、こちらは大人16ドルの入館料が必要で、なんとなく変な気分で入館。)
残念ながらサカジャヴィアを見つけることは出来ず、あのいたずら好きの小さい猿デクスターも、猿の剥製があまりに多いためどれが彼なのか最後まで判別不能。それでも馬にまたがるルーズベルト大統領とガムガムちょうだいのモアイ像らしき石像には会うことが出来、感無量。

滞在時間は約3時間。
地球の歩き方を最大限に活用した夫のナビのおかげで、この短時間で大方の展示を見て歩くことができた




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 改装中の玄関前で、文句も言わずじっと我慢の第26代大統領、ルーズベルト
 映画ではロビン・ウィリアムズが演じた。



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 映画でもおなじみ、ガムガムちょうだい、の石造。





17時半、数ヶ国語の閉館アナウンス(日本語のアナウンスは最後に聞けた)に押し出されるように、博物館を出る。
地下鉄に直結した通路があって、こんな寒い日にはありがたいねと感謝しながら乗車。




お次は、今回の旅行のメインイベント、カーネギーホールでのサイトウキネンオーケストラのコンサートに向かう。


こんな一文が有名らしい。おもしろい

Directions

While it takes some people a lifetime of practice to get to Carnegie Hall (as the saying goes), others just have to follow these simple directions.


Getting to Carnegie Hall
Carnegie Hall is located at the corner of 57th Street and Seventh Avenue in Manhattan.




コンサートは20時開演。
それまで約2時間時間があるため、ホール近くの焼き鳥屋さんで夕食にしようと直行するも、満席で1時間弱待つでしょうとのこと。
日本の店員さんに見送られ、その2件隣のタイ料理やさんに飛び込み食事。

小ぢんまりときれいなお店で、安い値段でおいしいタイ料理を食べることが出来た。
息子はパパイアのサラダが気に入ったとのこと。






19時。カーネギー到着。
テレビ局の取材のレポーターさん達がぽつぽつスタンバイの準備をしていて、その中に我らがNHKも発見。
息子が「いま、カメラに映ったんじゃないか?テレビにでるかも」と異様に興奮する。



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 この日のチケットは完売だったとか。



息子、母に「演奏中は絶対に鼻をかんだり大きく咳をしてはダメ」と念押しされ、生理的欲求を満たすことが出来ず非常に不満そうだったが、時折は演奏の様子を真似したりじっと聞き入ったり、概ねおとなしく鑑賞出来ていた。
ところが3曲目、いよいよ小澤さんの指揮が始まったというのに、20時開演のコンサートはやはり息子には遅く、途中で熟睡してしまう・・・。
思わず周りの人に申し分けない気分になるが、騒ぐわけでもなし、仕方が無いと思うしかないかなぁ。。。
少々肩身狭い気分でいたら、演奏終了後、目を半開きにしてボーっとしている息子の頭をなで、「えらかったね」と言ってくださった方がいた。
こういう気持ちの余裕と気遣いは本当に嬉しく、勉強になるなぁとしみじみ思う。

子供が一緒だと色々気をもむこともあるし、そもそも私も夫もクラシックに明るいわけではないのだけれど、この日の演目「ブラームスの交響曲第1番」は聴いた事があったので、ホールの雰囲気に感動しながら、生の演奏を楽しむことが出来た。
今から120年ほど前からある、由緒正しきカーネギー。いけてよかった。


ちなみにこの日の3曲目、指揮は違うけれど、この曲です






コンサート終了。
人の群れに流されるように外に出て、あまりの寒さに一気に現実を知る。
フェリー乗り場まで移動するため、寝ぼけた息子の手を引き、タクシーを捜さなければならない。
スタンディングオベーションと拍手の嵐が鳴り止まず、最後の最後まで小澤さんの姿に釘付けになってしまったため、これからNJのホテルに戻らなければならない身でありながらタクシー争奪戦に完全に出遅れたかと悲しくなったが、丁度よく近くに停まったタクシーからお客さんが降りるのを待ち、幸運にもスムーズに乗車。

そのタクシーから降りてきた中年男性は大変恰幅のよい紳士で、夫と息子に続きわたしが最後に車内に乗り込むまで、タクシーのドアを押さえていて下さった挙句、私がコートのすそを整えるのを待って、「Are you ready?」とにこやかに微笑んでから静かにドアを閉めてくださった。

あの寒さの中、連れの女性を待たせてまでも、この親切。
日本では味わえないなあと思いながら、コンサートの夜にふさわしい〆をあの男性が演出してくれたねと、家族3人、またまた盛り上がったのであった。


23時10分発のフェリーでNJのホテルへ。
マンハッタンの夜景、次はいつ見られるかなと話しつつ、残念なようなほっとしたような気持ちになる。

明日はとうとう帰る日か。
随分贅沢もした。
色々と経験できて、それぞれに楽しかったね。
また明日から、がんばろう。



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 NJ側のフェリーターミナルから見たマンハッタン。













.20 2010 おでかけ comment0 trackback(-)

ニューヨーク旅行記・3日目~12月13日

3日目。

雨はやみ、曇り空のNY。
今日は傘なしで歩けると思うとそれだけで嬉しい。




息子に症状重めの卵アレルギーがあるので、家に卵を置いていない我が家。
外食時に他の人が食べる卵を見るたび(鍋やきうどんの卵とか、卵焼きとか)、「すごい!たまごだ!」と興味を示していたが、一昨日親戚一家と韓国料理屋さんでスンドゥプチゲ(豆腐鍋だと思っていたら、こういうかっこいい名前があるらしい。)を食べた時にも、皆がほいほいと生卵を割る様子に「卵ってそんな風に簡単に割れるの?おもしろい!」と釘付けになっていた。


ので、今朝の朝食時に夫がゆで卵を目の前でむいてみせた。
まず、生卵よりもゆで卵の方が回転させた時のスピードが早いことの理由を説明して、おもむろに殻をむく。
こうやってひびをいれるだろ、それから手でむいていくんだ・・・、という簡単な事も、息子にとっては初めて見る”技”。
半分に切ると、白身と黄身が簡単に別れる。黄身の部分は息子の予想よりずっと大きかったようで、そんな事にもすごいすごいと目を丸くして驚く。
ああ、いいなあ、美味しそうと卵をみつめる息子の横で、ついでにその卵に塩とこしょうをかけて、食べることも実演してみせる夫であった。
こんな貴重な体験が出来るのも旅行の醍醐味。




今日は、知人に教えてもらったNJ~NY間の巡回バスでマンハッタンに移動。
片道大人$3,子供$2。安い!

川の下を走るトンネルを抜けてマンハッタンに到着したら、地下鉄のワンデーパスを1人約$8で購入し、地下鉄移動に精を出す1日を目指す。


まずはブルーライン、Port Authority Bus Terminalから乗車し、World Trade Centerへ。
息子の生まれた数日後の夜、沐浴をさせて体をタオルで包みながらニュースをみていたら、ビルに飛行機が突撃する場面が放映されていたのだった。
あれから9年が経過し、いまその後地は工事現場になっていた。
私達と同じ観光客が沢山、工事現場を囲む柵の周り立っていた。

周りには高いビルばかりで、上を見上げると空が狭い。
こんなところに飛行機がと思っただけで恐ろしい。




その後、徒歩でさらに南に歩いてトリニティ教会へ。

入館料は無料だが、すべてのチラシやパンフレット類に値段がついており、それらが欲しい場合は記載された金額を付属の箱に任意で入れる仕組み。
2ドルの日本語ガイドを、「なるほど」とか、よく訳のわからないことをつぶやき、50セントで入手した夫。
何故・・・。




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 巨大なビル郡の間に建つ。




丁度聖堂で行われていた子供達のコーラスを聴き、売店で記念に絵葉書を購入して外に出ると、目の前がウオール街。世界屈指の金融地区。

私は、映画「エルム街の悪夢」を「ウオール街の悪夢」だと勘違いしていたほどなので(恥)、大きな興味はそそられなかったけれど、夫はいつになく喜びの声をあげて記念撮影。




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 WALL STの道路表示。




ここまで南にきたら、自由の女神に会わずには帰れない。世界遺産だし!


Wall Stから一駅だけ地下鉄に乗って、Bowling Greenで下車。
地上に出ると、本物の自由の女神が遠くに見える!
平日なのに観光客も多く、殆どの人が地下鉄からバッテリーパークを抜け、女神の方向へ歩いている模様。
それに習って私達も、ワクワクしながら女神方面へ。



すると、観光地にありがちな、ぼったくり写真屋さんがここにも2人!



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 人相悪し。




うっかり偽女神に近づいた息子、あっという間に国旗を掛けられ、頭にも飾り。
親も楽しくなってさらにうっかりそれぞれのカメラで記念撮影などしてしまう。
当然ながら、撮影の後速攻女神が

「てんだら~~」

中身は男性のようで、低い声でこちらに詰め寄ってくる!あらゆる意味でこわ~~いっ!

だよなぁ、うっかりしちゃったなぁといいつつ、5ドル札を差し出した夫に、女神は、四谷怪談のごとく

「たりない~~、ふぁいぶだら~~」

とさらににじり寄り残りの5ドルを請求してきた。頭の飾りや体に巻いた旗を外し、きょとんとする息子。


夫はやれやれと片手を上げて、その後完全無視を貫くことにしたらしい。
早くこっちにおいでと息子をせかして手をつなぎ、そそくさと本物を目指すことにするが、女神の顔が怖くて怖くて仕方が無い!マスクなのに(マスクだから?)怖い!とにかく不気味~~!

さすがにあの格好では追いかけて来ることは出来ないらしく、次なるお客にシフトチェンジした女神。
走って追いかけてきたらと思うと、怖いけれど、なんだか無性に笑えてくる。走る偽女神だなんて。

ああ、思いがけない思い出が出来たねと、複雑な気分で本物方面へ。
さっきのはとんでもない世界遺産だったよまったく、くわばらくわばら・・・。




気を取り直してはるかかなたを見つめたら、ちいさくちいさく、本物の女神が見えた。




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 さっき、へんな女神みたから、なんだか本物見ても感動が薄れた気がする・・・





バッテリーパーク横には、ナショナルアメリカンインディアン博物館が。
当然入館。
インディアンの博物館だけあって、刺青を彫りいれる様子の動画が流れており、見学に来ていた子供達がそれに群がっていた。
アメリカ人と日本人とでは、刺青に対する考え方が全然違う気がする。
小学校の先生も刺青しているくらいだし、「銭湯に入れないんだよ!」なんて言っている私達とは、やはり何か根底にあるものから異なっているんだろう。





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 エントランス。
 壮大なつくりの建造物にも目が慣れてきてしまった今日この頃・・・。
 この感覚を残念に思う。





その後、先ほどと同じ駅からメトロでBrooklyn Bridge City Hallまで行き、チャイナタウンへ。
お腹も空いており、夫が選んだ、外からみて程よく込んでいた小さな食堂に入り、麺類と肉まん、おかゆを注文。
「やっぱり込んでいるお店はおいしいねっ!」と、自分達の選択が正しかったことを誇らしく語らいながら楽しく食事。満腹になる。

食後、DCのチャイナタウンとは違い、ものすごく広いんだなあと感心しながら、大勢の人で賑わう中華街をぶらぶら歩く。
途中のお店で息子が日本製の食べ物型消しゴムを欲しいと言い出し、両親は困惑。こちらで買ったら日本の2倍もの値段になるんだよ!
息子が、「自分のお小遣いで買うからいいんだもん」、と言っているのに、もったいないだのなんだのと購入に反対する親。
30分近く迷ったが、結局購入せず。正しい選択だったと今でも思う。




そんな事をしている間に次第に日も落ちてきた。
SOHOのスタバで休憩し、ユニクロやDean & Deluca(このお店、東京にもあるらしい。)をのぞきながら、北上。
メトロの駅構内の電化製品屋さんで、ちょうど切れていた電池を購入し、「海外旅行している気分だったけど、帰るのはアメリカのタウンハウスなんだね」と、何となくホームシックに近い気持ちを味わいつつ、バスでホテルに戻る。




丸一日たっぷりマンハッタンを満喫。
自由行動は気楽でよい。




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 地下鉄構内で見つけた「目」。
 視覚に訴える効果は抜群と思われたが、実際のところはどうなのかな?



























.18 2010 おでかけ comment2 trackback(-)

ニューヨーク旅行記・2日目~12月12日

宿泊先のホテルはNJ。
マンハッタンに滞在したいところだが、ホテルの宿泊料金に加え駐車料金が一日$50もするなど高価。
親戚宅がNJだったこともあり、ここに4泊予定。


目覚めれば、不運なことに大雨と強風。
「これはいわゆる、最悪の天候の部類に入るのでは?」と困惑しつつもやはり旅行は楽しく、家族3人気分は明るい。

息子の車酔いを考慮し、今日は乗船時間の短いフェリーでマンハッタンへ移動。
片道大人7ドル、子供$5.5。
フェリー乗り場の駐車料金は一日$10。
マンハッタンでのタクシー代のトータルが$13ほど。
交通費だけでも結構かかる。・・・やむなし。





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 左後方に見えるのがフェリー。
 チケットと共に写真に撮った。 





本日のメインイベントは、ミュージカル「メリーポピンズ
余裕を持ってチケットを引き替えておこうと、フェリーを降りてタクシーで劇場に直行。

チケットを手配したのは私なので、引き替えも自分でやりたい。
ドキドキしつつも楽しい気分。
窓口で、まずはラストネームを聞かれて返答。これくらいなら余裕で出来る。
ところが、その後の「What's is your first name?」の質問が私には「When is your birthday?」に聞こえたため、はあぁ、これは本人確認のためだな、などと勝手に解釈して西暦から必死に答え始めたら、窓口のおばさんがなぜか無表情に・・・。それと同時に私の口調もスピードダウン。
すると夫が横から「○○(私の名前)」とあわてて返答。びっくりしていたら「今、ファーストネームを聞かれただけなんだよ」と、私の失態を笑っている。
何という聞き間違いかと自分でも唖然。
渡米後8ヶ月経ってもこの調子です。困ったものだとがっくりきつつ自分でも笑える。




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 聞かれもしない誕生日を伝えてゲットだぜ





無事チケットを手にした後、会場の向かい側になんと吉牛を発見!
「ぎゅうどん??たべるっ。」の息子の一言で、あっけなく今日のお昼ご飯が決定。
息子の初の吉牛体験はNYにて。なんかオシャレ!?
日本の味、やっぱりおいしいねと、1時間近くかけてゆっくり食事し、会場に戻る。




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 入り口ではしゃぐ息子。
 こんな風に写真を撮っているひとがいっぱい。




ミュージカルの内容は、想像以上の素晴らしさ。
人の表現がこんなに聴衆を感動させるとは!
主役の女優さんが、何かの都合でいつもの看板女優Laura Michelle Kellyさんから、Catherine Brunellさんに変更になっていたが、むしろこの方のほうが顔立ちの優しさや雰囲気から言えばメリーにぴったりなのではないかと、家族3人珍しく意見が一致。
美しい容姿と歌声、忘れません!



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 公演前の会場の様子。
 北海道にはこんなのないねー。
 この日は満席だったらしい。







ミュージカル後、感動に震えながら外に出ると、先ほどの大雨がすっきりと上がっている。
これは素晴らしい、歩こう!と、屋台で買った砂糖がけナッツを食べながらタイムズスクエアを歩き、ロックフェラーセンターのツリーを目指す。人混みの向こうに見えてきたツリー。何度もテレビで見た事がある!




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 タイムズスクエア。
 人の多い大通り~ススキノあたりみたいな雰囲気だなと思った。 




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 ロックフェラーセンターのツリーの根元とプロメテウスの黄金像とやらと、スケートリンク。






「キレイキレイ、スケートしたい」と息子が騒ぎ出したところで再び雨。
タイミング良く雨が上がってくれた事に感謝しながら、あわてて折りたたみ傘をバッグからだし、往路と同じフェリーでホテルに戻る。
息子の足取りがさっきのミュージカルのタップダンスの様になっている。
楽しかったんだね。
.18 2010 おでかけ comment2 trackback(-)

ニューヨーク旅行記・初日~12月11日

渡米後初の遠出!
行き先はニューヨーク。
MDから近くはないけど遠くもないけど、やっぱりちょっと遠いんじゃないの?
・・・色々いいつつ、陸続きなので思い切って出かけてみることにした。

ペンシルバニア、NY、ニュージャージーに知り合いが住んでいるのだが、今回はニュージャージーの親戚宅訪問を兼ねてのお出かけ。




朝8時半、出発。
いつも近所のスタンドで、10パーセントエタノールcontens なんて書かれている安いレギュラーガソリンを補給している我が家。
今日は長距離ドライブになるので、大奮発してハイオクを入れる。


出発後1時間経過。
車に酔いやすい息子は、うとうととしてきたのかシートにもたれて目を閉じている。いい感じだなと思っていたら、眠っていたと思った顔が急にゆがむ。
これは危ないぞと、もしもに備えて袋を用意しながら、息子に「袋は?」と尋ねた私。
「いや、いらない」の返事と共に、やってくれたよ大量嘔吐。
当然ながら車の中は大惨事である。
急いで高速をおり、車を停められる場所まで移動し、寒空の下清掃と着替え。
消耗しつつもすっきり顔の息子に、一体何回同じようなことを繰り返す気だと、何か言わずにいられない母。
吐きそうなら何故袋はいらないなどというのか。
もちろん酔ってもいいし、吐いたって全然かまわないけれど、こんな風に吐くのはもううんざりだ。
もっと小さな頃は、自分で袋を開いて上手に吐けていたじゃないの。

日ごろ温厚な夫も、「一番やってはいけないことを、やってしまったよな」と、冷たい一言。
微妙な空気の中、気を取り直して出発する。


その後さらに1時間ほど進み、パーキングエリアでお昼休憩。
息子もすっかり回復しおなかがすいたというので、持参したおにぎりを食べることに。
ポインセチアのツリーを見ながら、しばしの休息を、、、と思ったところで、いきなり非常ベル&避難命令らしきアナウンス!
他のお客さんたちも、きょろきょろしながら外にでるので、私たちも続いて出てみたら、エントランス横のパイプがずれて大量の水が噴き出していた。





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 ポインセチアのツリー。
 「お母さん、これ、造花だよ。」と、興ざめするような事を言う息子。
 それでもこのアイデアに脱帽。





そんなこんなで出発してから約6時間かけて、NJの親戚宅に到着。
久しぶりの再会を喜び、お茶とお菓子を頂く。
その後車2台で、親戚絶賛の韓国料理屋さんへ移動し食事。お豆腐の美味しいお店。
息子は何かにとりつかれたかのように、オイスター豆腐鍋とコリアンバーベキューに食らいつく。
「吐いちゃったし、お昼もたべてないんだもんっ」と、鼻息荒く食べ続ける。
存分に食べてください。




19時半、親戚と別れてホテルへ。

無事到着出来て良かった。
夫、長時間の運転、ありがとう。
明日のお天気は雨らしいが、まあ、何とでもなるだろう。





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 途中で見つけた、キング牧師の名前のついた道。
 何か関係あるんだろうな。I have a dream.
 
.17 2010 おでかけ comment0 trackback(-)

わずかな雪で、学校の始業が2時間遅れる

時折ちらちらと降っていた雪が、ついに昨日しっかり積もった。


午前中知人宅でお茶をご馳走になっていたらゆっくりと雪が降り出し、わずか小一時間で一面真っ白に
タイヤ交換をしない状態でのはじめての雪道運転はやはり怖く、食料品の買出しに行く予定もとりやめた。


北国から来た私達にとっては、「こんだけぇ~~」の量でも、こちらではどうやら大騒ぎ。
10センチに満たない積雪量で除雪が入り、融雪剤までまいている。
子供達はどこの国でも雪を見ると興奮するらしく、スクールバスから降りるなり、地面にねっころがって全身雪まみれになりながらはしゃいでいた。
その後、早速そりを出してきて近くの坂で暗くなるまで遊ぶ。
その横でせっせとスケートリンク(?)を手作りする息子。
やっぱり雪はいいなあ。


子供達の様子を眺めていたら、そのうち両隣のおじさんたちも出てきて、ほうきで掃けば片付くくらいの雪を大きなスコップで除雪。
去年の100年に一回とか言われたほどの大雪を知っているので、かなり憂鬱なのだそうだ。




今朝、新たな雪は降っていないので積雪量はかわらないものの気温はマイナスのままだから当然溶けるわけもなく、カウンティ全体の小学校の始業が2時間遅れとなってしまった。
路面の凍結状態が怖い~~


アメリカで迎える初めての冬。
とにかく運転には気をつけて、元気に過ごしたいものだと思う。



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 大きなスコップで、除雪もがんばる。







.17 2010 アメリカ・暮らし comment0 trackback(-)

クリスマスツリーで悩む

ホリデーシーズン到来で、町中がクリスマスムード一色の今日この頃。


連日息子が、「クリスマスツリーを買おう」と訴えている。
我が家にはクリスマスツリーが、無い。




夫の考えとしては、

数年後帰国を控えた身で、大きな買い物は無駄になるし、家の裏庭にツリーのような形の木もある。
家にツリー以外の飾りもしてある。
アメリカにいる間は、いらない。



息子は、

クリスマスにツリーが無いなんておかしい。
お友達の家には大きいのがあるし、外にイルミネーションを飾っているうちもあるじゃないか。
クリスマスはプレゼントももらえるし、パーティーもするし、楽しいものなのに、お家にツリーが無いなんてなんか変だ。ほしい!
クリスチャンじゃなくたって家に2メートル近いツリーを飾っているアメリカ人のお友達もいる。
○○(自分の名前)もクリスチャンじゃないけど、見てきれいだし、クリスマスは楽しい日だから、やっぱりツリーは欲しいんだよ。

という。



どちらの意見ももっともだと思う。




けれど、私と夫共通の考えとして、ものを与えられることに慣れすぎている息子にとって、「とても欲しいものを我慢する」という経験が必要であり、そこから学ぶことも大きいはずだよね、というものもある。

もちろん、これまで何もかも息子の望むものを与えていたわけではないし、買い物に関しては質素なほうだと思うけれど、それでもやりたい習い事には挑戦させ、食べることにも困っていない今の現実。
欲しがったもので、親が不必要とみなしたものは当然買い与えてはいないが、それだって本当に欲しくて欲しくてたまらないモノではないわけで、そこでの我慢はほんの一瞬のことのように見える。

自分の考えや欲求が必ずしも通るものではないのだということを、大きな出来事で経験したほうがいいかもしれない。
一人っ子で、初孫で、ちやほやされる傾向の中で過ごしてきた息子。
今年のクリスマスが、いい機会かもね。





私個人的には、まだ考えがまとまっておらず、どちらでもいい(結果として良いという意味で)と思っている。
だた1つ心にひっかかるのは、自分自身の子供の頃のクリスマスの一番の思い出が、”とても寂しいクリスマス”であるということ。


おそらくその時私は息子と同じ3年生くらいだったはず。まだサンタクロースも信じていて、楽しみにしていたイブの日に、体の弱かった父の急な入院が決まった。
生死に関わるような重大なことではなかったけれど、緊急入院。

父を病室に残し、ばたばたと家に戻って、私は母と、差し当たり入院生活で必要なものを大急ぎでバッグに詰めた記憶がある。


夕方家に帰ったら電気がついておらず家中が真っ暗。
母の大変さも我が家の状況もわかっている反面、クリスマスなのに、ご馳走もなければケーキも何も無いということがものすごく寂しかったらしく、私は思わず泣いたのだった。

その後母があわてて近所のケーキ屋さんに走り、デコレーションケーキを買ってきてくれたのだと思う。
かなり記憶があいまいだけれど、ケーキを一切れきってもらって部屋にこもり、大きくなって自分がお母さんになったら、自分の子供を最高に楽しいはずの日に、こんなに悲しい気持ちには絶対にさせないぞと、そんな事をずっと考えていた。




そんな事も思い出して、丁度同じ年齢の息子が、ツリーの無いクリスマスをどんな風に受けとめるのかなと、気になる。
あと数年もすれば、ツリーがどうの、ケーキがどうの言わなくなるんだろう。
親よりも家よりも、友達が大事になって、家族で過ごすクリスマスなど気恥ずかしくなってしまうんだろう。
子供の頃の思い出を成長と共に忘れてしまってもかまわないけど、クリスマスは子供にとって夢の一日ではないのか。
家族で楽しく過ごした日、という暖かい記憶だけは残してあげたい。




あれこれ考えているうちに、もうすぐ12月も中旬か。

昨日も今日も、近所のお店で見たツリーは大きくてきれいだった。
いかにもアメリカらしいサイズ、暖炉の横に置いたらどんなに素敵だろう。




クリスマスだから、買おうよ!と単純に考えてもいいはずのことなのに、そうもいかないなぁ

.09 2010 アメリカ・暮らし comment12 trackback(-)

247日ぶりに入浴する

我が家はタウンハウスで、トイレは3つ、バスルームは2つ。キッチンやリビング、ベースメントの暖炉のある部屋のほかに、ベッドルームは4つというつくり。
まあ、アメリカのタウンハウスとしては極普通のようだが(トイレ4つ、バスルーム3つのお家も近所には沢山ある)、日本の住宅に比べたら格段に大きい


アメリカならでは、賃貸ならではの欠点もいくつかあり、それにも慣れてこんなものさと生活していたが、湯船にお湯を張ってあたたまれないことは、日本人としてはとても寂しいことであった。
ヒートポンプの関係とかで、バスタブに十分お湯を入れようとすると、タンクにたまったお湯が尽き、途中で水に変わってしまうため、4月1日の渡米以来ずっとシャワーで過ごしてきたのだ。
こんな大勢住める家でそんな馬鹿な・・・と思ったが、ご近所の方も同じだというので、仕方ないのかとあきらめていた。



ところが今日、ある方に、ヒートポンプの温度調節について偶然お話を伺うことが出来た。
素人では到底気が付けないような場所に、秘密(なわけないが)のスイッチがあった。



大きな謎を解明したようなすがすがしい気分で、早速お湯の設定温度を華氏120度から160度に上げる夫。
(摂氏では約50度から70度に上げたことになる。)
浴槽を磨き、まさに西洋式の寝そべって入るスタイルの浅い湯船に、家族三人並んでつかった
せいぜい腰までしか来ないお湯だが、水遊び用のジョウロでお湯をかけあっこしたり、おしゃべりしている間にぽかぽかとあたたまり、息子が言った言葉は、

「まるで大統領のこどもになったみたいにしあわせ。ああ、しあわせ。」

であった。



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 自分が入るより前に、仲良しヌイグルミたちに入浴体験をさせて遊ぶ
.05 2010 アメリカ・暮らし comment2 trackback(-)

宿題~Supercalifragilisticexpialidocious

息子が学校からもらってきたプリントに、↓この歌↓を聴いてきてね♪とあった。




あまりに長いタイトルにびっくりして、なんだこれ~とうんざりしたが、調べて見れば、
名作Mary Poppinsの歌であった。




私などは、このタイトルを読むだけで舌を噛みそうになるが、息子はすでにぺらぺらと読み上げる。
この単語(?)のシラブルはどんな風になるのか????




こんなふうになるらしい。

su・per・cal・i・frag・i・lis・tic・ex・pi・al・i・do・cious


Supercalifragilisticexpialidocious
(驚いたことに、wikiにも載っていた!)



奥深い・・・






混乱しながら何回も何回も息子と繰り返していたら、私ごときでもなんとか発音できるようになった。





メリーポピンズといえば、傘と、じゅうたんのような素敵な模様のバッグが印象的。

ロンドンが舞台のお話らしいけど、アメリカでは子供の教材にもなっているんだなあと、なんだか感心した。

こういう宿題も面白いなあ。
.03 2010 息子 comment0 trackback(-)

続・Baby Names of 2010

昨日、アメリカで今年生まれた赤ちゃんの名前ランキングの記事を読み感心を持ったので、それを早速ブログに残して寝たら、翌日の朝には


日本版・2010年子供の名前ランキング


という記事がネットに!
一夜明けて日本版の話題かぁ~~と、びっくりした


明治安田生命の調査で、記事は毎日新聞のものらしいが、



◇10年生まれの子供の名前トップ5◇

<男の子>

1(1)大翔(ひろと、はると、やまと)

2(6)悠真(ゆうま、はるま、ゆうしん)

3(2)翔(しょう、かける、そら)

4(9)颯太(そうた)

4(41)歩夢(あゆむ)

<女の子>

1(6)さくら

2(55)莉子(りこ)

2(1)陽菜(ひな、はるな、ひなた)

2(5)結愛(ゆあ、ゆな、ゆめ)

5(4)美桜(みお、みおう、みゆ)

※カッコ内数字は昨年順位


という結果だったらしい。
よ、読めないよぅ・・・



記事によると、27年ぶりに「子」のつく名前がトップ3したそうだ。
いいことだと思う。
.03 2010 アメリカ・暮らし comment2 trackback(-)

Top 100 Baby Names of 2010.

ヤフーニュースを眺めていたら、アメリカ版、2010年人気のあった赤ちゃんの名前、という記事があった。


息子と、トップ10内に同じ学年の友達の名前があるかないか良く見てみたが、女の子の名前は2人、男の子に至っては0人であった。

そもそもの知り合いが少ないが、アメリカでも時代と共に、名前の流行りも変わってきているのではないかなぁと思う。


ついでに息子の世代が生まれた2001年のトップ10ならどうかと調べてみたら、男の子の名前では5人、女の子では3人、ランクインしている名の知り合いがいた。
やっぱりそうかも。





たしか日本でもこの手の調査は行われているはずで、一番あたらしい2009年の結果を見てみたら(今0歳か1歳の子供達。)

<女の子>

1位.陽菜(ひな・はるな)
2位.美羽(みう・みはね)
2位.美咲(みさき・みく)
4位.美桜(みお・みおう)
5位.結愛(ゆあ・ゆい・ゆうあ)
6位.さくら(さくら)
6位.結菜(ゆな・ゆいな)
8位.彩乃(あやの)
9位.七海(ななみ・なつみ)
10位.ひなた(ひなた)
10位.愛莉(あいり・めもり)
10位.杏奈(あんな)
10位.優奈(ゆうな・ゆな)


<男の子>

1位.大翔(ひろと・はると)
2位.翔(しょう)
3位.瑛太(えいた)
3位.大和(やまと
5位.蓮(れん)
6位.悠真(ゆうま)
6位.陽斗(はると・ひなと)
8位.悠斗(ゆうと)
9位.颯太(そうた)
9位.颯真(そうま)


だそうだ。
なんとなく漢字の使い方が、ひねりがきいているというのか、難しい~!
なんで女の子の名前に「子」がついていないんだ。
上品な感じで私は大好きなのに。
残念。



さらについでながら、夫と私の世代の名前のランキングまで調べてみたら、


<女の子>

久美子(くみこ)ちゃん
裕子(ゆうこ)ちゃん
真由美(ゆみこ)ちゃん
智子(ともこ)ちゃん
陽子(ようこ)ちゃん
優子(ゆうこ)ちゃん
純子(じゅんこ)ちゃん
香織(かおり)ちゃん
美穂(みほ)ちゃん
美紀(みき)ちゃん


<男の子>

誠(まこと)くん
大輔(だいすけ)くん
学(まなぶ)くん
剛(つよし)くん
大介(だいすけ)くん
直樹(なおき)くん
健一(けんいち)くん
淳(じゅん)くん
崇(たかし)くん
亮(りょう)くん


こんな資料があった。

そうか、これらの名前は、時代と共に。。。
子つきの名前、やっぱりいいねぇ。

若干の哀愁を感じながら、いるいるいるよ~、この名前の知り合い、沢山いるっ!・・・・・・と、1人喜んだ私であった。
.02 2010 アメリカ・暮らし comment2 trackback(-)

emoticon

EMITICONとは、メールなどに使われる顔文字のことで、日本だと (^_^) とか (T_T) がおなじみ。

こちらで出来たアメリカ人のお友達とメールでやり取りをしていると、文章の中にアメリカ風顔文字がくっついてくるから面白い。

アメリカだけなのか、英語圏がすべてそうなのか知らないが、なぜか顔が横に転んだような文字で、
:-) とか、:-( が良く使われているらしい。


実用例


He was disappointed :-)

just let me know when you are coming :)

She lost all her breakfast.:(


この様に↑使われている。



はじめは、顔が横にひっくり返っているのが面白くて私も喜んでまねしていたが、英文メールで苦労しながら絵文字まで英語風なのはつまらないと思い、日本風Emoticonを友人の1人に教えてあげたら、早速


I will try to learn those you showed me. ^_^


と、活用してくれて嬉しかった。



ちなみに韓国人の友人からのメールは、はじめから日本風絵文字が使われていた。


Thanks for sharing the precious ones with us. ^-^



ペルー人のママは、アメリカ人と同様の絵文字を使っていた。
良く話すインド人のママとはまだメールのやり取りをしたことが無い。
スリランカ人のママは、パソコンが使えないと言っていた。
中国人のママの知り合いはまだいない。

小さなことだけれど、今後の楽しみにしようと思う。
.01 2010 英語 comment0 trackback(-)
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プロフィール

はるとまん

Author:はるとまん
夫と小学生の長男と私の三人家族。
夫の研究留学のため、2010年4月からアメリカ・メリーランド州在住です。

Maryland : Now

       

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